2021.10.16

BMWずかん  X2 xDrive 20d M Sport X ACTIVEV PACAGE 立体駐車場に入れるコンパクトSAV

今回はX2 xDrive20d  M Sport X ACTIVEV PACAGEを所載します

 

モデルの生産背景

 

コンパクトセグメントにX ファミリーから、全く新しいコンセプトを採用したBMW X2 はスポーティさとアクティビティを前面に打ち出しています。2017年11月に市場へ導入され、日本では前輪駆動車と4輪駆動車が提供されました。多くのシステムとコンポーネントはBMW 2シリーズツアラー系、BMWX1のものと共有されている。

Xモデルのオフロード走行性能と、スポーティで優美なBMW クーペを融合したこのBMW X2 は、数々の新たなBMW デザインコンセプトを盛り込む、X モデルの中でも最も都会志向のモデルとなっている。

開発コードはF39 モデルコードYL12を冠する。

 

2019年に導入されたX2 18dは好評だったが、更なる高性能化をマーケットから強く求められた結果。新たなディーゼル搭載の改修機として2020年末に導入されたのが本機X2 xDrive20d  M Sport X ACTIVEV PACAGEである。

搭載されたB47C20O1エンジンは、X2 18dや新型1シリーズ118dに搭載されているB47C20U1エンジンと比較し、低回転時の最高出力を高めたパワフルな特性を持ったエンジンとなっている。

M Sport X は、日本ではX2だけに装着されるパッケージであり、他モデルで採用されるM Sport はオンロードでのスポーティな印象を与えるが、M Sport X では、オフロードでのスポーティな印象を与えている。

X2 xDrive20d  M Sport X ACTIVEV PACAGE

¥5,430,000

 

 

 

BMWの車体番号は17桁で打刻されています。

上記参考例のX2は生産工場コードが’「5」ですので、ドイツ レーゲンスブルグ工場製ということがわかります。

V,7はライプチヒ工場

E,J,P,5はレーゲンスブルグ工場

 

X2 xDrive20d  M Sport X ACTIVEV PACAGEの基本スペック

 

 

 

車体

 

フロントの意匠は新しい形状のキドニーグリル、ヘキサゴナル型スモールライトリング
アルミニウム製エンジンフードは前輪駆動ベースの特徴であるフロント重量偏重のバランス改善に貢献している。

2020年7月生産以降フロントのフォグランプがオミットされバンパー形状も変更されている。

 

新しいサイドデザインを取り入れた、スポーティかつスタイリッシュなフォルム。

CピラーにはBMWエンブレムが取り付けられています。このエンブレムは過去のBMWクーペモデルへのオマージュで、X2のスポーティさを強調している。車高1535mmは多くの立体駐車場で許容される高さとなっている。

AピラーおよびBピラーの補強材など、ボディ構造内の安全関連のコンポーネントにの熱間成形鋼が使用されている。

 

テールゲートはBMWエンブレムを操作することにより開けることができます。オートマチックテールゲートリフトがオプションとして用意されている。

バンパー下には 径90mmの2本出しのエキゾーストテールパイプを装備する。

 

低回転トルクを高めた高性能ディーゼル・エンジン

B47C20O1

 

 

 

2リッターの直列4気筒ディーゼルエンジンが
フロントに横置搭載される。

B47C20O1はオーストリア シュタイヤー工場製

 

低回転時の最高出力を高めたパワフルな特性を持ったエンジンはX2 18dと比較して、トルク50Nm、パワー40psの向上が図られている。

 

オートマチックトランスミッション

従来のGA8F22AWをベースに改良されたアイシン社製8速オートマチックトランスミッションGA8Y45HWを搭載。新型B型エンジンに対応したものとなっている。燃費性、シフト快適性の向上を獲得している。

 

 

アイシン社製 GA8Y45HW

 

トルクフルなB型エンジンに対応すべく、伝達可能トルクは450Nmを有する。

20dへの改修と同時に8速スポーツAT(2TB)を標準で装備された。

 

18dには設定の無かったパドルシフトを装備する。

 

xDrive (前輪駆動ベース) あらゆる路面状況においても常に最適なトラクションを確保

① オートマチック トランスミッションGA8F22AW
② アングル ギアボックス
③ 前後方向トルク配分
(ファイナル ドライブに一体化)
④ ファイナル ドライブ

 

前輪駆動用のxDriveは後輪駆動タイプとはシステムが変更されています

前後方向トルク配分クラッチ付きのFFベース4輪駆動システムは、
FRベース4輪駆動システムと比較して以下のメリットを有してます。

• 設置スペースを少くできる
• 軽量
• 多板式クラッチでの攪拌損失の低減
• CO2の低減

 

 

エクステリア ハイライト

 

先進のLEDテクノロジーを採用。
照射される白色光の周波特性は太陽に近く、明るく輝くのが特徴。
夜間だけでなく悪天候の日中でも優れた視認性を発揮し、
走行安全性と快適性を高める。

 

BMW伝統のL字型デザインの2分割リヤ・コンビネーション・ライトには
LEDテクノロジーを採用。それぞれにライティング・エレメントが
組み込まれています。
急ブレーキ時にはライトが点滅して後続車のドライバーに警告を促す、
ダイナミック・ブレーキ・ライト機能がついています。

 

 

X2のラゲッジルームの容量は470リッターです。リアシート・バックレストを倒すと、ラゲッジルー
ム容量は1,355リッターに拡大し、フラットな積載スペースになります。助手席シートも倒してフラッ
トにすることができます。

 

運転支援  

 

 

-ドライビングアシスト
・車線逸脱警告
・前車接近警告
・Cityブレーキ機能付き衝突警告
・Cityブレーキ機能付き歩行者警告

・ドライビング アシスト プラス (ACTIVEV PACAGEに含まれる)
(ACC ストップ&ゴー機能付き)

 

パーキング・アシスト: ・ PDC/パーク・ディスタンス・コントロール(フロント&リヤ、ビジュアル表示機能付) ・パーキング・アシスト(縦列) ・ リヤ・ビュー・カメラ(予想進路表示機能付)

 

インテリア ハイライト

スポーツシート

電動調節式サイド・サポート付。シートバック*が、コーナリング時にも
乗員をしっかりホールドします。
バックレストの角度、シートの前後、角度、高さ調節が可能で、大腿部を支えるサイ・サポート
(マニュアル調節式)も装備。スポーティなスタイルを強調します。

 

 

HDDナビゲーション・システム文字情報も鮮明に表示する10.25インチの高解像度カラー・ワイド・ ディスプレイを採用。視認性に優れた地図デザインと、特徴的な建造物を 目印にした描写表示で、容易に現在位置を把握できます。渋滞箇所などの情報を リアルタイムで提供するVICS 3メディアと、広範囲の交通情報を利用できる ITSスポットに対応。広域での交通情報をもとに最適な走行ルートをご案内します。

 

M Sport X ACTIVEV PACAGE ハイライト

 

 

M Sport X エアロパッケージ

 

・ブラック・ハイグロス仕上げのキドニー・グリル

 

・ブラック・ハイグロス エンブレムアウターリング

 

・フレームブラック・クローム仕上げテールパイプトリム

  • オートマチック・テールゲート・オペレーション(オープン/クローズ)
  • 電動フロントシート

 

 

主なオプション 

 

M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング717M
8J×20ホイール+225/40R20タイヤ〔ランフラット・タイヤ〕

¥117,000

 

 

 

パーフォレーテッド・ダコタ・レザー(スポーツシート)

¥192,000

 

 

BMWヘッドアップ・ディスプレイ  123,000円

ドライバーの視線の先にある フロント・ウインドー上に走行に必要なあらゆる情報を、鮮明なカラーで直接映し出します。 ドライバーは視線を大きく移動する必要がなく、 常に前方に集中することができます。

 

セレクト・パッケージ   ¥190,000

● 電動パノラマ・ガラス・サンルーフ
(チルト&スライド、コンフォート/オープン機能付)
● ラゲージ・コンパートメント・ネット
● HiFiスピーカー・システム (205W、7スピーカー)

 

ボディカラー

メタリック塗装はX2シリーズ全モデルで
オプション設定です

 

300アルピンホワイト以外はメタリック塗装で

オプション ¥96,000

ストーム・ベイメタリックは 164,000円

 

 

X2 xDrive20d  M Sport X ACTIVEV PACAGE  

2010年後半に投入されたこのモデルは現在のACTIVEV PACAGEの価格は7万円となっています。

X2 18dから20dにエンジンの換装の結果は更なるスポーツモデルへと変貌していました。

本機はオプションで20インチタイヤホイールを装着していますが、高いボディ剛性でしっかりと履きこなしていました。

4輪駆動とあいまって大雑把な乗り味を想像していましたが、乗ってみると、サスペンション、ステアリング特性はむしろ繊細で驚かされました。1,750回転で400Nmを発生させるパワーユニットと、コンパクトと呼んでよい扱いやすいボディから生み出されるダイナミックな運動性は上位モデルのX2 35iとの価格差を考慮すれば十分に納得できるスポーツモデルとなっています。

本機はカラーリングがブラックサファイヤとなっており、ACTIVEV PACAGEのハイグロスブラックトリムとのマッチングも良く。迫力ある20インチホイール装着で、もはやX2ブラックアウトと言うべき機体でした。

現在の新車での流通も少なく、コロナ禍で今後の生産台数も不透明であることから希少性の高いモデルと言え、今買うべきBMWの1台といえるモデルでした。

 

調布オリジナルチャート

 

 

 

 

 

なかま

 

 

X1 xDrive18d M-Sport

 

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