2022.11.23

とことんコーヒー好き 15杯目

アウトドア人気でコーヒーへの注目度もアップ⁈

エモいという流行語が一瞬あったが、今はもう聞こえてこなくなった。コーヒーを淹れる器具の中で、僕が最もエモいと感じられるのが、サイフォンだ。実にレトロだが風情のある光景ではないだろうか。

コロナ禍で賑わいを見せるキャンプ場。キャンプアニメの人気も加わってか、今や大ブームとなっている。アウトドアでのコーヒーもまたひと味違うのではないかな。

 

このブログを読んでくれている皆さんの中で、最近キャンプに行った、行く予定がある、かなりハマっている。という方はどれくらいいらっしゃるでしょう? キャンプといえば、僕が小学生の頃、そう、すでに30年以上も前のことになるけど、近所の山に、青少年会館のような施設があって、そこでボーイスカウトのような活動体験をするという、いわゆる課外授業のに似た行事で体験したのが最後⁇ のように記憶している。あの時にアウトドア体験は、いわゆるサバイバル。レジャーとしては捉えられていなかったように記憶している。もし、同世代の方がこれを読んでいて、共感できるというのなら、是非調布ショールームにお越しください。僕が淹れるコーヒーでも飲みながら、古い話でもしようではありませんか。

割と遠い記憶なので、はっきりとは覚えていないけど、小さなテントを張り、薪を拾い、火をおこし、飯盒でご飯を炊いた覚えはある。カレーを作った記憶は残っておらず、料理をした記憶ももうない。夜は四角く囲った材木の中心に火をおこして、キャンプファイヤーというやつを囲んで、フォークダンスを踊ったような記憶があるが、それも定かではない(⌒-⌒; )。さて、僕のキャンプの記憶なんてどうでもいいよね。長い年月が経ち、キャンプが流行し始めたと感じたのが、2年ほど前だった。女子高生がゆる〜いキャンプを楽しむという内容のアニメ、ゆるキャンというのが流行っているということで、一度みてみることにした。なるほどなるほど、そしてそれを参考にして、ゆるいキャンプを楽しむ人が増えているというではないか。ん⁇それにしてもゆるいキャンプってどんなのかは定義はよくわからないけれど、ピクニック風なのだろうか?

 

そこで、火を使うという共通項から、え⁇、エ、エ⁇ 無理やり関連させすぎ⁈ かもしれないけど、火を使ってコーヒーを淹れる、そんな道具があったなぁ〜と思い。今回は、昔懐かしい(今はじめてみる人にとっては新鮮かもしれないね)、サイフォンを引っ張り出してみることにした。なんともこれが、僕が中学生の時にはじめて購入して、コーヒー豆というものをはじめて買い、ミルも買いまして、ゴリゴリと豆を挽き、そしてこのサイフォンという道具を使って、はじめて本格的なレギュラーコーヒーというやつを嗜んでみた、実に思い出深く、懐かしくもある珈琲器具なのである。

 

いやいや、一昔前の喫茶店のイメージは、サイフォン、サイフォンのある喫茶店こそ本物。と思えるくらいに僕はサイフォンに憧れていたものだ。はじめてアルバイトをした喫茶店では、確か5〜6台くらいのサイフォンがカウンターに並んでいて、それを使って次々とコーヒーを淹れ、お湯を張ったカップウォーマーで温めたカップに、そのコーヒーを注ぎ、提供していたのを覚えている。あの時は一杯一杯をサイフォンで淹れていたんだね〜、今考えると、凄い手間をかけていたことになる。ペーパーフィルターの方が実はとっても便利なのだ。

さて、サイフォンだが。これ、実はすごく楽しい器具で、理科の実験をしているようなワクワク感が味わえるのだ。きっとそこが男子に受けたのかもしれないね。

まずは、下のフラスコに水、またはお湯を入れる。水を入れていたのだが、沸くのに意外と時間がかかるので、今はお湯を入れている、お湯のほうが圧倒的に早く沸くよね(^O^)。そして、上のフラスコにコーヒーの粉を入れまぁ〜す。粉を入れたらお湯を入れた下のフラスコにセット。付属のアルコールランプ⁇ にアルコールを入れて、火をつけまぁ〜す。なんとなくランプというと、灯りのイメージがあるけど、これもやはりアルコールランプと呼ばれているようだ。フラスコの下に火をつけたランプをもぐらせ、お湯を沸かす。ここからが男子の遊び心をくすぐる⁇(u_u) 沸いたお湯が、あぁ〜ら不思議、コーヒー粉が入った上のフラスコへと上昇ぉ〜します。で、上のフラスコの中でお湯とコーヒー粉が混ざり、コーヒー液が出来上がるという仕組みだ。数秒間かき混ぜて、アルコールランプを外す。と、これまた遊び心をくすぐられる、上でできたコーヒー液が、今度は下のフラスコへと流れ落ちていくのだ。いかがですか⁇ 想像できたでしょうか? この一連の動作によって完成したコーヒー。さて、気になるのはやはり、味。ですよねぇ〜、これが、実は僕が昔し味わった記憶のもとで想像しているような、味ではなかった事で驚き!(◎_◎;)。どんな味かはやはり、個人で感じ方も違うので、こちらこそぜひぜひ、調布ショウルームに遊びに来てください。飲んでみてください。懐かしくもあり、新しいサイフォンコーヒーについて、語ろうではありませんか。お待ちしていますよぉ〜m(_ _)m

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Writerこの記事をかいた人

金子 智

金子 智

自動車、ゴルフ、建築などをテーマにした雑誌、書籍の編集者として活動するなかで、 コーヒー本来の風味を知っていただくために、各地へ出向き、楽しいイベントの開催なども行なっています。

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